主たる格なしとは?98%がこの型になる理由を図解で解説

主たる格なしとは — 十神の5グループを気がひと巡りし、どこにも滞留しない様子を描いたキービジュアル

主たる格なしとは、従化五格(従生財格・殺印相生格・従財格・従官格・従殺格・従生格)と 五行一気格のどの条件にも当てはまらなかった命式のことです。 気が特定の場所に偏りきらず、五行を巡っている状態を指します。 1926年から2025年までの36,525日を計算すると35,794日・98.00%。 つまり大多数の命式がここに入ります

これは判定が厳しすぎるのではなく、算命学における格法の実態です。 格法は気が極端に偏った命式にだけ現れる技法であり、 「格が付かない」ことは命式に何かが欠けていることを意味しません。

三条件をどこまで満たしていたか、併存する格に該当するかをその場で確認できます。
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気がどこにも滞留しない状態

格法は、日干から見た十神の5グループ(比劫・食傷・財・官殺・印)のなかで 気がどこに集まっているかの型でした。主たる格なしは、そのどこにも集まらず、 相生の環をひと巡りしている状態です。特定の方向に強く引っ張られない代わりに、 命式のなかで気が滞りなく回るという読み方をします。

主たる格なしの気の流れ。比劫から食傷、財、官殺、印へと相生の順に気が巡り、どのグループにも滞留しないことを示す図 比劫 自分 食傷 表現 実り 官殺 社会 知恵 どこにも 偏らない 到達点を持たず、五行をひと巡りする
主たる格なしの気の流れ。特定の到達点を持たず、5グループを循環する。

なぜ98%がここに入るのか

従化五格は三条件(身弱・根なし・貫索/石門なし)を満たしたうえで、 さらに日干以外の残りの文字が一方向にそろうことを求めます。 五行一気格も6枠のうち5枠以上が同一五行という厳しさです。 この二段の絞り込みで、ほとんどの命式がふるい落とされます。

主たる格の絞り込みを示す図。36,525日のうち三条件を満たすのが19.45%、そこから残りの文字がそろうのは0.81%で、五行一気格を加えても主たる格に該当するのは2%になることを示す 36,525日からの絞り込み すべての命式 100% 三条件をすべて満たす 19.45% さらに残りの文字が一方向にそろう 0.81% + 五行一気格 = 主たる格 2.00% 残り 98.00% が「主たる格なし」
主たる格の絞り込み。三条件を通った19.45%のうち、実際に残りの文字がそろうのは4%ほどしかない。

算命学の実務家も同じことを言っています。「完全格は数パーセント」 「基本ルールを厳密に適用すると完全格の人など殆どいない」といった記述が複数あり、 恣意的に条件を緩めて格付けする風潮を批判しています。 Sanmei Scope も条件を緩めていません。

読み進める3つの切り口

主たる格が付かなくても、読む材料はあります。診断結果には次の3つが表示されます。

主たる格が付かない命式を読み進める3つの切り口。併存する格、三条件の充足状況、格法以外の要素を示す図 併存する格 雑気格 14.27% 墓殺格 6.52% 準一気格 など 合わせて26%が該当 三条件の充足 身弱だったか 根はあったか 自我星は出たか どこまで満たしたか 格法以外 五行バランス 人体図の星 天中殺・大運 読みの本体はここ 格法はあくまで全体像のラベル。読みの本体は3つ目にある 主たる格なしは「読む材料がない」という意味ではない
主たる格が付かない命式を読み進める3つの切り口。格法は入口のラベルにすぎない。

① 併存する格を見る

主たる格とは別に、併存する格があります。 雑気格(14.27%)、 墓殺格(6.52%)、 天干一気格・地支一気格とその準格。 主たる格と合わせると26.0%が何かしらに該当します。

② 三条件をどこまで満たしていたか

従化五格の三条件は、満たした数だけでも命式の性質を語ります。 たとえば「身弱で根もないが、貫索星が出ているので従いきらない」といった読み方ができます。 診断結果では3つそれぞれの充足状況と、その根拠 (日干の強度、出ている自我星の名前)を表示します。

条件満たす命式の割合見ているもの
身弱(日干の強度が3以下)51.59%陰占(月令と地支の根)
日干に根がない44.92%陰占(地支の蔵干)
貫索星・石門星が出ない32.88%陽占(人体図)
三条件すべて19.45%

③ 格法以外の要素から読む

干合・会局で格が付くこともある

算命学では、命式がそのままの状態だけでなく、干合・支合・半会・三合会局などの 変化を経て格の条件を満たす場合も格が成立するとされます。

Sanmei Scope は生の命式で判定した結果と、 干合を反映した実効の天干で判定した結果の両方を計算します。 変化があれば「格上げ」として経緯を表示するので、 「単体では格が付かないが、干合の作用で成立する」というケースも拾えます。 詳しくは干合の解説をご覧ください。

格法の分類と判定条件には流派差があります。ここで紹介しているのは Sanmei Scope が採用している 判定基準です。また格法は気の流れの「形」を示すもので、優劣や吉凶、将来の出来事を断定するものではありません。

よくある質問

Q. 主たる格なしは悪いことですか?
A. いいえ。格法は気が極端に偏った命式にだけ付く上級・補助の技法で、1926年から2025年までの 36,525日を計算した結果、主たる格に該当したのはわずか2%でした。算命学の総本校である高尾学館も 「吉凶で一喜一憂することが多い」として格法の講義を長く控えていたほどで、格が付かないことが標準です。 命式に何かが欠けているという意味ではありません。
Q. 主たる格が付かない場合、どこを読めばいいですか?
A. 3つの切り口があります。第一に併存する格(雑気格墓殺格・天干一気格・地支一気格)で、主たる格と合わせると 26%が何かに該当します。第二に従化五格の三条件をどこまで満たしていたか。第三に五行バランス・ 人体図・天中殺・大運といった格法以外の要素です。Sanmei Scope の診断結果はこれらをすべて表示します。
Q. 干合や会局で格が付くことはありますか?
A. あります。算命学では、命式がそのままの状態だけでなく、干合・支合・半会・三合会局などの 変化を経て格の条件を満たす場合も格が成立するとされます。Sanmei Scope は生の命式で判定した結果と、 干合を反映した実効の天干で判定した結果の両方を計算し、変化があれば「格上げ」として経緯を表示します。

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