大運とは?10年ごとの運気と十大主星・十二大従星の出し方を図解で解説
大運(だいうん)とは、10年ごとに切り替わりながら一生を流れていく「後天運」のことです。 生年月日で決まる命式が生まれ持った設計図だとすれば、大運はその上を順番に通過していく 10年単位の季節。同じ命式でも、いまどの大運の中にいるかで発揮されやすいテーマも エネルギー量も変わります。大運の干支からは、十大主星(その10年のテーマ)と 十二大従星(その10年のエネルギー)が導かれ、これが「人生が10年ごとにどんな エネルギー構成になるか」を読む物差しになります。
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大運とは — 命式の上を流れる「10年ごとの季節」
命式(年柱・月柱・日柱)は一生変わりません。変わるのは、そこに巡ってくる気のほうです。 算命学では、巡る気を大運(10年単位)と流年(1年単位)の 2層で読みます。大運が「季節」、流年が「その日の天気」にあたる、と考えるとわかりやすいでしょう。 この3層の関係は、生年月日にかかわらずすべての人に共通です。
この先の図解で【例】と付いているものは、計算の流れを具体的に見せるために、 同じひとつの命式(1987年12月28日生まれ・男性 → 年柱丁卯・月柱壬子・日柱辛亥)を通し例 として使っています。手順そのものはどの生年月日でも同じで、 あなた自身の立運・大運・星は無料診断で自動計算できます。
立運と順行・逆行 — あなたの大運はいつから、どちら向きに始まるか
最初の大運が始まる年齢を立運(りつうん)と呼びます。立運は、 生まれた日から節入り(せついり:暦の月の切り替わり日)までの日数を「3日=1年」で換算 して求めます。このとき、未来の節入りへ数えるか、過去の節入りへ数えるかは、 年干の陰陽と性別の組み合わせで決まります。
| 年干の陰陽 × 性別 | 方向 | 日数の数え方 |
|---|---|---|
| 陽の年干 × 男性/陰の年干 × 女性 | 順行(干支を進める) | 生日 → 次の節入りまで |
| 陰の年干 × 男性/陽の年干 × 女性 | 逆行(干支を戻す) | 前の節入り → 生日まで |
大運の干支は「月柱」から送っていく
大運の干支は、命式の月柱を起点に、六十干支の並びを1つずつ送って作ります。 順行なら次の干支へ、逆行なら前の干支へ。10年ごとに1つ進むので、 立運から100年ぶんで10個の大運が並びます。大運が月柱から派生するのは、 月柱が「その人の生きる環境・季節」を表す柱だからです。
十大主星 — その10年の「テーマ」を表す星
大運の干支が決まったら、そこから星を導きます。まず十大主星(じゅうだいしゅせい)。 これは日干(あなた自身)から見て、大運の天干がどんな関係にあるか(十神)を星に 翻訳したものです。関係は「生じる・生じられる・剋す・剋される・同質」の5種×陰陽2種で10通り。 その10年をどんなテーマで生きることになりやすいかを表します。
| 十神(日干との関係) | 十大主星 | その10年のテーマ |
|---|---|---|
| 比肩(同質・同陰陽) | 貫索星 | 自立・マイペースの貫徹 |
| 劫財(同質・異陰陽) | 石門星 | 仲間・組織・協調 |
| 食神(生じる・同陰陽) | 鳳閣星 | 楽しみ・自然体の表現 |
| 傷官(生じる・異陰陽) | 調舒星 | 感性・こだわりの表現 |
| 偏財(剋す・同陰陽) | 禄存星 | 愛情・奉仕・お金の循環 |
| 正財(剋す・異陰陽) | 司禄星 | 蓄積・家庭・堅実 |
| 偏官(剋される・同陰陽) | 車騎星 | 行動・挑戦・勝負 |
| 正官(剋される・異陰陽) | 牽牛星 | 責任・名誉・役割 |
| 偏印(生じられる・同陰陽) | 龍高星 | 探究・変革・旅 |
| 正印(生じられる・異陰陽) | 玉堂星 | 学問・知性・伝統 |
十二大従星 — その10年の「エネルギー量」を表す星
もうひとつが十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)です。こちらは 日干と大運の地支の関係から導きます。日干の気が、その地支の場所で 人の一生(胎→養→長生→…→絶)のどの段階にあたるか(十二運)を求め、それを星に翻訳したもの。 各星は1〜12点のエネルギー点数を持ち、その10年の体力・勢いの量を表します。
| 十二運(気の段階) | 十二大従星 | 点数 | エネルギーの状態 |
|---|---|---|---|
| 胎(宿る) | 天報星 | 3 | 方向が定まる前の可能性 |
| 養(育てられる) | 天印星 | 6 | 守られながら育つ |
| 長生(生まれる) | 天貴星 | 9 | すこやかに伸びる |
| 沐浴(揺れる) | 天恍星 | 7 | 華やかで移ろいやすい |
| 冠帯(一人前へ) | 天南星 | 10 | 前進力と反骨 |
| 建禄(充実) | 天禄星 | 11 | 着実で堅い充実 |
| 帝旺(頂点) | 天将星 | 12 | 最大エネルギー・統率 |
| 衰(円熟) | 天堂星 | 8 | 落ち着きと熟成 |
| 病(内省) | 天胡星 | 4 | 感受性と直感が冴える |
| 死(静止) | 天極星 | 2 | 静かで無欲、精神性 |
| 墓(蓄える) | 天庫星 | 5 | 探究と継承 |
| 絶(漂う) | 天馳星 | 1 | 最小だが瞬発力 |
Sanmei Scope の診断結果「運気の流れ」の章では、この点数を10年ごとに折れ線でつないだ 大運エネルギー推移グラフと、年齢・大運・十大主星・十二大従星の一覧表を自動表示します。
流年との絡み — 巡ってくる年の干支と命式の兼ね合い
大運という10年の季節の上に、毎年の干支(流年)が巡ってきます。 流年や大運の干支は、命式の干支と絡み(干合・冲・刑・会局・天中殺)を起こすことがあり、 これがその年・その10年の「出来事の起こりやすさ」を読む手がかりになります。
| 絡み | 起きること | 読み方の目安 |
|---|---|---|
| 干合 | 巡る干と命式の干が結びつく | 縁・結びつき・質の変化。日干との干合は転機の象 |
| 冲 | 正反対の支がぶつかる | 移動・住環境・体制の「動」。自分から動くと消化しやすい |
| 半会・三合 | 支が結び、五行の局を作る | その五行のテーマに追い風。会局の完成は特に強い |
| 刑 | 気の強い支がこすれ合う | 摩擦・調整ごと。丁寧さと手直しに向く |
| 天中殺 | 巡る支が空亡の2支に該当 | 結果を急がず種まき・整理に向く2年間 |
立運の端数処理(Sanmei Scope は「3日=1年」の四捨五入)や大運の数え方には流派差があります。 また、大運・流年は特定の出来事を予言・保証するものではなく、「どの領域が動きやすいか」を読む 伝統的な物差しとして扱ってください。
よくある質問
- Q. 大運はいつ切り替わりますか?
- A. 最初の大運が始まる年齢(立運)は人によって異なり、生日から節入りまでの日数を「3日=1年」で 換算して求めます(1〜10歳の間になります)。以後は10年ごとに次の干支の大運へ切り替わります。 たとえば立運7歳なら、7歳・17歳・27歳…が切り替わりのタイミングです。
- Q. 十大主星と十二大従星の違いは何ですか?
- A. どちらも日干(あなた自身)と対象の干支の関係から導く星ですが、十大主星は天干から導く 「性質・テーマ」の星、十二大従星は地支から導く「エネルギーの量と状態」の星です。大運に当てはめると、 主星がその10年のテーマ、従星がその10年の体力・勢いを表します。
- Q. 大運と流年はどちらを重視すべきですか?
- A. 大運は10年続く「季節」、流年は1年ごとの「天気」にたとえられます。人生の大きな流れや環境の変化は 大運で、その年ごとの出来事の起こりやすさは流年で読む、と役割が異なります。流年の吉凶も、 いまどの大運の中にいるかによって現れ方が変わるとされるため、両方を重ねて読むのが基本です。