天干・地支・蔵干とは?命式の読み方を図解でわかりやすく解説

天干・地支・蔵干とは — 天の気を表す天干が地支の中に蔵干として蔵されている様子を描いたキービジュアル

算命学の命式(めいしき)は、天干(てんかん)・地支(ちし)・蔵干(ぞうかん)という 3種類の記号を組み合わせて読み解きます。天干は「天の気」、地支は「地の気」、そして蔵干は 「地支の中にかくれた天の気」。このページでは、命式盤に並ぶこの3つの行がそれぞれ何を意味するのか、 どの順番で読めばよいのかを、図解と一覧表で解説します。

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命式は「天・地・かくれた気」の3層でできている

命式は、生年月日から求めた年柱・月柱・日柱の3本の柱を並べたものです。 それぞれの柱は、上段の天干と下段の地支のペア(干支)でできており、 さらに地支の中には蔵干が含まれています。つまり命式盤は 「3本の柱 × 3つの層」でできた、9マスほどの小さな表だと考えるとわかりやすいでしょう。

命式盤の構造。日柱・月柱・年柱の3列と、天干・地支・蔵干の3行からなることを示す図。例は1987年12月28日生まれの命式(日柱辛亥・月柱壬子・年柱丁卯) 日柱 月柱 年柱 天干 地支 蔵干 天の気 地の気 かくれた気 命主
命式盤の構造(例: 1987年12月28日生まれ → 日柱 辛亥・月柱 壬子・年柱 丁卯)。 枠の色は五行(木・火・土・金・水)を表す。日柱の天干(日干)が「命主」=あなた自身。

読み解きの中心になるのは日柱の天干(日干)です。算命学では日干があなた自身(命主)を 表すとされ、残りの8マスは「日干から見てどんな関係の気か」という視点で読んでいきます。

天干とは — 表に現れる「天の気」(十干)

天干は、十干(じっかん)と呼ばれる10種類の記号 (甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のことです。それぞれが五行 (木・火・土・金・水)のいずれかと、陰陽(プラス/マイナスのような2つの極性)を持っており、 「五行 5種 × 陰陽 2種 = 10種」という整った構造になっています。 伝統的には、天干は表に現れやすい性質 — 周囲から見えるふるまいや考え方の傾向 — を表すと考えられています。

十干の構造。木・火・土・金・水の五行それぞれに陽と陰の2つずつ、合計10種類あることを示す図 きのえひのえつちのえ かのえみずのえ きのとひのとつちのと かのとみずのと 五行 5種 × 陰陽 2種 = 十干 10種
十干は五行×陰陽のマトリクス。陽は勢いのある「兄(え)」、陰はしなやかな「弟(と)」の気とされる。
天干読み五行・陰陽伝統的なイメージ
きのえ木の陽大樹。強い生命力と成長力
きのと木の陰草花。しなやかで柔軟
ひのえ火の陽太陽。強い熱と明るさ
ひのと火の陰灯火。穏やかで持続的な熱
つちのえ土の陽山岳。安定した強さ
つちのと土の陰田畑。柔らかく受容力がある
かのえ金の陽鋼鉄。強く鋭い切れ味
かのと金の陰宝石。柔軟で磨かれて輝く
みずのえ水の陽大河。勢いよく流れる水
みずのと水の陰雨露。静かに潤す水

地支とは — 土台となる「地の気」(十二支)

地支は、年賀状などでおなじみの十二支(じゅうにし) (子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)のことです。 十二支は本来、季節のめぐり — 立春から始まる12の月 — を表す記号で、それぞれが五行と陰陽の属性を持ちます。 伝統的には、地支はその人の土台となる環境や、現実面のリズムを表すと考えられています。

十二支の環。子から亥までの12支を円周に配置し、五行の色分けと春夏秋冬の対応を示した図 亥・子・丑 寅・卯・辰 巳・午・未 申・酉・戌 十二支の環 色は五行
十二支は季節のめぐりに対応する。丑・辰・未・戌は季節の変わり目(土用)にあたる「土」の支。
地支読み動物五行・陰陽月の目安
水の陽12月ごろ(大雪〜)
うし土の陰1月ごろ(小寒〜)
とら木の陽2月ごろ(立春〜)
木の陰3月ごろ(啓蟄〜)
たつ土の陽4月ごろ(清明〜)
火の陰5月ごろ(立夏〜)
うま火の陽6月ごろ(芒種〜)
ひつじ土の陰7月ごろ(小暑〜)
さる金の陽8月ごろ(立秋〜)
とり金の陰9月ごろ(白露〜)
いぬ土の陽10月ごろ(寒露〜)
水の陰11月ごろ(立冬〜)

月の区切りはカレンダーの1日ではなく、二十四節気(立春・啓蟄など)で決まります。 また、十干10種と十二支12種の「数のずれ」からは、どの命式にも必ず存在する 天中殺(空亡)が生まれます。

蔵干とは — 地支の中にかくれた天干

蔵干は、それぞれの地支の中に含まれている(蔵されている)とされる天干のことです。 たとえば寅の中には甲・丙・戊という3つの天干が蔵されている、と考えます。 地支ごとの蔵干は1〜3個で、最も強く働くものから順に本気(ほんき)・中気(ちゅうき)・余気(よき) と呼びます。天干が「表に現れる気」なら、蔵干は表からは見えない内面の性質を読む手がかりです。

蔵干の構造。地支「寅」の中に本気の甲、中気の丙、余気の戊という3つの天干が蔵されていることを示す断面図 地支(木の陽) 本気(ほんき) 中気(ちゅうき) 余気(よき) 最も強く働く主成分 次に働く成分 かすかに働く成分
蔵干の断面図(寅の例)。命式盤の蔵干の行では、この強さの階層を文字の濃さで表現している。
地支本気中気余気

蔵干の内訳や取り方には流派による違いがあります。上の表は Sanmei Scope の命式盤で 使用している蔵干表です。

命式の読み解き方 — 日干を起点に4ステップ

3つの層の意味がわかったら、読み解きの順番はシンプルです。起点は必ず 日干(にっかん)=日柱の天干。算命学では日干があなた自身(命主)を表すとされ、 他のマスとの関係— 生じる・生じられる・剋(こく)す・剋される・同質 — から、 十大主星などの「星」が導かれます。

命式を読む4つのステップ。日干を見つけ、天干で表の性質、地支で土台、蔵干で内面を読む流れを示す図 1 日干=命主 まず自分の五行を知る 2 天干を読む 表に現れる性質 3 地支を読む 土台・環境のリズム 4 蔵干を読む 内にかくれた本質
命式を読む基本の流れ。日干(命主)と各マスの関係から十大主星などの星が導かれる。

たとえば天干に現れている干は「周囲からも見えやすい持ち味」、地支は「その持ち味を支える環境の質」、 蔵干は「本人も自覚しにくい内面の傾向」といった具合に、同じ命式でも層によって見える顔が違う — これが命式読み解きの面白さです。Sanmei Scope の命式盤では、干や蔵干をタップすると その意味と日干から見た関係(十神・十大主星)がその場で表示されます。

よくある質問

Q. 天干と地支の違いは何ですか?
A. 天干は「天の気」を表す10種類(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、地支は「地の気」を表す 12種類(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の記号です。伝統的には、天干は表に現れやすい性質、 地支はその土台となる環境やリズムを表すと考えられています。
Q. 蔵干とは何ですか?
A. 蔵干(ぞうかん)は、それぞれの地支の中に含まれている(蔵されている)とされる天干のことです。 地支ごとに1〜3個の蔵干があり、最も強く働く順に本気・中気・余気と呼びます。表からは見えない 内面の性質を読むときの手がかりになります。
Q. 命式はどこから読み始めればいいですか?
A. 最初に見るのは日柱の天干(日干)です。算命学では日干があなた自身(命主)を表すとされ、 他の天干・地支・蔵干との関係から十大主星などの星が導かれます。Sanmei Scope では 生年月日を入力するだけで、この読み解きを無料で自動表示します。

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