天干・地支・蔵干とは?命式の読み方を図解でわかりやすく解説
算命学の命式(めいしき)は、天干(てんかん)・地支(ちし)・蔵干(ぞうかん)という 3種類の記号を組み合わせて読み解きます。天干は「天の気」、地支は「地の気」、そして蔵干は 「地支の中にかくれた天の気」。このページでは、命式盤に並ぶこの3つの行がそれぞれ何を意味するのか、 どの順番で読めばよいのかを、図解と一覧表で解説します。
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命式は「天・地・かくれた気」の3層でできている
命式は、生年月日から求めた年柱・月柱・日柱の3本の柱を並べたものです。 それぞれの柱は、上段の天干と下段の地支のペア(干支)でできており、 さらに地支の中には蔵干が含まれています。つまり命式盤は 「3本の柱 × 3つの層」でできた、9マスほどの小さな表だと考えるとわかりやすいでしょう。
読み解きの中心になるのは日柱の天干(日干)です。算命学では日干があなた自身(命主)を 表すとされ、残りの8マスは「日干から見てどんな関係の気か」という視点で読んでいきます。
天干とは — 表に現れる「天の気」(十干)
天干は、十干(じっかん)と呼ばれる10種類の記号 (甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)のことです。それぞれが五行 (木・火・土・金・水)のいずれかと、陰陽(プラス/マイナスのような2つの極性)を持っており、 「五行 5種 × 陰陽 2種 = 10種」という整った構造になっています。 伝統的には、天干は表に現れやすい性質 — 周囲から見えるふるまいや考え方の傾向 — を表すと考えられています。
| 天干 | 読み | 五行・陰陽 | 伝統的なイメージ |
|---|---|---|---|
| 甲 | きのえ | 木の陽 | 大樹。強い生命力と成長力 |
| 乙 | きのと | 木の陰 | 草花。しなやかで柔軟 |
| 丙 | ひのえ | 火の陽 | 太陽。強い熱と明るさ |
| 丁 | ひのと | 火の陰 | 灯火。穏やかで持続的な熱 |
| 戊 | つちのえ | 土の陽 | 山岳。安定した強さ |
| 己 | つちのと | 土の陰 | 田畑。柔らかく受容力がある |
| 庚 | かのえ | 金の陽 | 鋼鉄。強く鋭い切れ味 |
| 辛 | かのと | 金の陰 | 宝石。柔軟で磨かれて輝く |
| 壬 | みずのえ | 水の陽 | 大河。勢いよく流れる水 |
| 癸 | みずのと | 水の陰 | 雨露。静かに潤す水 |
地支とは — 土台となる「地の気」(十二支)
地支は、年賀状などでおなじみの十二支(じゅうにし) (子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)のことです。 十二支は本来、季節のめぐり — 立春から始まる12の月 — を表す記号で、それぞれが五行と陰陽の属性を持ちます。 伝統的には、地支はその人の土台となる環境や、現実面のリズムを表すと考えられています。
| 地支 | 読み | 動物 | 五行・陰陽 | 月の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 子 | ね | 鼠 | 水の陽 | 12月ごろ(大雪〜) |
| 丑 | うし | 牛 | 土の陰 | 1月ごろ(小寒〜) |
| 寅 | とら | 虎 | 木の陽 | 2月ごろ(立春〜) |
| 卯 | う | 兎 | 木の陰 | 3月ごろ(啓蟄〜) |
| 辰 | たつ | 龍 | 土の陽 | 4月ごろ(清明〜) |
| 巳 | み | 蛇 | 火の陰 | 5月ごろ(立夏〜) |
| 午 | うま | 馬 | 火の陽 | 6月ごろ(芒種〜) |
| 未 | ひつじ | 羊 | 土の陰 | 7月ごろ(小暑〜) |
| 申 | さる | 猿 | 金の陽 | 8月ごろ(立秋〜) |
| 酉 | とり | 鶏 | 金の陰 | 9月ごろ(白露〜) |
| 戌 | いぬ | 犬 | 土の陽 | 10月ごろ(寒露〜) |
| 亥 | い | 猪 | 水の陰 | 11月ごろ(立冬〜) |
月の区切りはカレンダーの1日ではなく、二十四節気(立春・啓蟄など)で決まります。 また、十干10種と十二支12種の「数のずれ」からは、どの命式にも必ず存在する 天中殺(空亡)が生まれます。
蔵干とは — 地支の中にかくれた天干
蔵干は、それぞれの地支の中に含まれている(蔵されている)とされる天干のことです。 たとえば寅の中には甲・丙・戊という3つの天干が蔵されている、と考えます。 地支ごとの蔵干は1〜3個で、最も強く働くものから順に本気(ほんき)・中気(ちゅうき)・余気(よき) と呼びます。天干が「表に現れる気」なら、蔵干は表からは見えない内面の性質を読む手がかりです。
| 地支 | 本気 | 中気 | 余気 |
|---|---|---|---|
| 子 | 癸 | — | — |
| 丑 | 己 | 癸 | 辛 |
| 寅 | 甲 | 丙 | 戊 |
| 卯 | 乙 | — | — |
| 辰 | 戊 | 乙 | 癸 |
| 巳 | 丙 | 庚 | 戊 |
| 午 | 丁 | 己 | — |
| 未 | 己 | 丁 | 乙 |
| 申 | 庚 | 壬 | 戊 |
| 酉 | 辛 | — | — |
| 戌 | 戊 | 辛 | 丁 |
| 亥 | 壬 | 甲 | — |
蔵干の内訳や取り方には流派による違いがあります。上の表は Sanmei Scope の命式盤で 使用している蔵干表です。
命式の読み解き方 — 日干を起点に4ステップ
3つの層の意味がわかったら、読み解きの順番はシンプルです。起点は必ず 日干(にっかん)=日柱の天干。算命学では日干があなた自身(命主)を表すとされ、 他のマスとの関係— 生じる・生じられる・剋(こく)す・剋される・同質 — から、 十大主星などの「星」が導かれます。
たとえば天干に現れている干は「周囲からも見えやすい持ち味」、地支は「その持ち味を支える環境の質」、 蔵干は「本人も自覚しにくい内面の傾向」といった具合に、同じ命式でも層によって見える顔が違う — これが命式読み解きの面白さです。Sanmei Scope の命式盤では、干や蔵干をタップすると その意味と日干から見た関係(十神・十大主星)がその場で表示されます。
よくある質問
- Q. 天干と地支の違いは何ですか?
- A. 天干は「天の気」を表す10種類(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、地支は「地の気」を表す 12種類(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の記号です。伝統的には、天干は表に現れやすい性質、 地支はその土台となる環境やリズムを表すと考えられています。
- Q. 蔵干とは何ですか?
- A. 蔵干(ぞうかん)は、それぞれの地支の中に含まれている(蔵されている)とされる天干のことです。 地支ごとに1〜3個の蔵干があり、最も強く働く順に本気・中気・余気と呼びます。表からは見えない 内面の性質を読むときの手がかりになります。
- Q. 命式はどこから読み始めればいいですか?
- A. 最初に見るのは日柱の天干(日干)です。算命学では日干があなた自身(命主)を表すとされ、 他の天干・地支・蔵干との関係から十大主星などの星が導かれます。Sanmei Scope では 生年月日を入力するだけで、この読み解きを無料で自動表示します。