人体図とは?算命学の8つの星と部位の意味・見方を図解で解説

人体図とは — 頭・胸・腹・手足の9マスに8つの星を配置した算命学の陽占の中心図を描いたキービジュアル

人体図(じんたいず)は、算命学の鑑定の中心になる図です。生年月日から求めた命式(めいしき)をもとに、 十大主星(じゅうだいしゅせい)5つ十二大従星(じゅうにだいじゅうせい)3つ、 合計8つの星を、頭・胸・腹・手足など人の形をした9マスに配置します。 このページでは、人体図がどんな図なのか、8つの部位の意味、命式からの出し方までを図解で解説します。

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人体図とは — 心を「人の形」に映した図

算命学では、生年月日を干支(かんし)で表した命式を「陰占(いんせん)」、 そこから星を導いて読み解く方法を「陽占(ようせん)」と呼び、 陰占を原因、陽占を結果として区別します。人体図は、この陽占の中心となる図です。

古代中国の人々は、目に見えない心も人の形をしていると考えました。 身体が「五体」から成るように心の中も質の異なる5つの星(五星)から成り、 人の一生が初年期・中年期・晩年期に分かれるように、3つの時代もまた星(三星)で表される — この五星と三星、合わせて8つの星を人の形に配置したものが人体図です。

人体図の9マスの配置図。頭・胸・腹・右手・左手の5箇所に十大主星、左肩・左足・右足の3箇所に十二大従星が入ることを示す 十大主星 右手 十大主星 十大主星 左手 十大主星 十大主星 左肩 十二大従星 右足 十二大従星 左足 十二大従星 十大主星(5つ) 十二大従星(3つ)
人体図の9マス。中央の縦ライン(頭・胸・腹)と左右の手に十大主星が5つ、 肩と両足に十二大従星が3つ入る(左上の1マスは空き)。 自分の身体を正面から当てはめた図なので、画面に向かって右側が「左肩・左手・左足」になる。

「人体星図」とも呼ばれる — 呼び名が違っても同じ図

人体図は、書籍や教室によっては「人体星図(じんたいせいず)」という名前で 呼ばれることもあります。9つのマスに「星」を配置することからついた呼び名で、 人体図と人体星図が指している図は同じものです。検索や本で「人体星図」と出てきたときも、 多くの場合、このページで解説している図のことと考えて差し支えありません。 当サイトでは、一次資料として参照している朱学院の表記に合わせて「人体図」で統一しています。

人体図と人体星図の関係図。「人体図」「人体星図」という2つの呼び名が、どちらも同じ9マス・8つの星の図を指していることを示す 人体図 本サイト・朱学院系の表記 人体星図 「星」を強調した呼び名 指しているのは同じ図(9マス・8つの星)
「人体図」と「人体星図」は同じ図の呼び分け。マスの配置も入る星もまったく同じ。

8つの部位の意味 — 家族と人生の時期に対応する

人体図の各部位には、それぞれ意味があります。十大主星が入る5箇所は 自分から見た家族・人間関係の位置に、十二大従星が入る3箇所は 人生の3つの時期に対応します。

人体図の8部位と家族・時期の対応図。頭は親、胸は自分自身、腹は子ども、右手は配偶者、左手は兄弟姉妹や友人、左肩は初年期、左足は中年期、右足は晩年期を表す 親・目上 右手 配偶者 自分自身 左手 兄弟姉妹 友人 子ども・目下 左肩 初年期 右足 晩年期 左足 中年期
部位と意味の対応。時期を表す3つの星は、初年期(左肩)→ 中年期(左足)→ 晩年期(右足)の順に、 親のそば → 自分と子どもの時代 → 配偶者と過ごす時代、と身体の上を巡っていく。
部位入る星意味対応の由来
十大主星親・目上との関係胸(自分)より上にあるから、自分より上の人
十大主星自分自身の中心心が出てくるところだから、自分自身
十大主星子ども・目下との関係胸より下にあるから、自分より下の人
右手十大主星配偶者との関係利き腕=人生の補佐役となる人
左手十大主星兄弟姉妹・友人との関係押さえの腕=自分と同じ立場の人
左肩十二大従星初年期のエネルギー頭(親)に最も近く、親と密接な時期
左足十二大従星中年期のエネルギー胸(自分)と腹(子ども)に近い時代
右足十二大従星晩年期のエネルギー右手(配偶者)に最も近い時代

大切な注意点がひとつあります。「頭=親」といっても、頭の星が親の星というわけではありません。 人体図の8つの星は、すべてあなた自身の星です。 「親との関係の中で出てくる自分」「配偶者との関係の中で出てくる自分」というように、 相手や場面ごとの自分の顔を表しています。

人体図の出し方 — 命式の六字から8つの星を導く

人体図は、命式(年柱・月柱・日柱の干支6文字)から決まった手順で導かれます。 基準になるのは日干(にっかん:日柱の天干)=自分自身を表す干です。

十大主星は、日干とほかの干(天干、または地支に隠れた蔵干〈ぞうかん〉の本気)との関係 (十神〈じっしん〉と呼ばれます)から1対1で決まります。 十二大従星は、日干と地支の関係(十二運〈じゅうにうん〉)から1対1で決まり、 それぞれにエネルギーの点数(1〜12点)が振られています。

人体図の算出フロー。生年月日から命式を求め、日干と天干・蔵干の関係から十大主星5つ、日干と地支の関係から十二大従星3つを導き、9マスに配置する流れ 生年月日 命式(三柱の六字) 年柱・月柱・日柱 — 基準は日干 日干 × 天干・蔵干 → 十神(じっしん) → 十大主星が5つ 頭・胸・腹・右手・左手 日干 × 地支 → 十二運(じゅうにうん) → 十二大従星が3つ 左肩・左足・右足 人体図(9マス) 8つの星を配置して完成
人体図の算出フロー。命式の六字を日干と突き合わせて、十神から十大主星、十二運から十二大従星を導く。

具体的には、8つの部位は次の組み合わせから決まります。

部位計算する組み合わせ導き方
日干 × 年干十神 → 十大主星(1対1)
日干 × 月支の本気蔵干
日干 × 日支の本気蔵干
右手日干 × 月干
左手日干 × 年支の本気蔵干
左肩日干 × 年支十二運 → 十二大従星(1対1)
左足日干 × 月支
右足日干 × 日支

十神の判定では、日干と相手の干の五行の関係(生じる・剋す・同じ)に加えて、 陰陽が同じか違うかで星が分かれます(同じ極性なら偏系、違う極性なら正系)。 十二運は、日干ごとに決まった「長生(ちょうせい)」の地支を起点に、 陽干なら順行・陰干なら逆行で12段階を巡ります。 このあたりの手計算はかなり煩雑なので、確かめたいときは自動計算を使うのが確実です。

実例で見る — 1986年11月12日生まれの人体図

実際の生年月日でひとつ作ってみましょう。1986年11月12日生まれの命式は 年柱 丙寅・月柱 己亥・日柱 庚申です。基準となる日干は「庚(かのえ)」になります。

1986年11月12日生まれの人体図。頭に車騎星、胸に鳳閣星、腹に貫索星、右手に玉堂星、左手に禄存星、左肩に天馳星1点、左足に天胡星4点、右足に天禄星11点が配置されている 車騎星 庚×丙 → 偏官 右手 玉堂星 庚×己 → 正印 鳳閣星 庚×壬 → 食神 左手 禄存星 庚×甲 → 偏財 貫索星 庚×庚 → 比肩 左肩(初年期) 天馳星 庚×寅 → 絶・1点 右足(晩年期) 天禄星 庚×申 → 建禄・11点 左足(中年期) 天胡星 庚×亥 → 病・4点
1986年11月12日生まれ(命式: 丙寅・己亥・庚申)の人体図。各マスの下段は導出に使った組み合わせ。

たとえば頭の星は、日干「庚」と年干「丙」の関係から次のように決まります。

従星の3つを時期の順に並べると、初年期は天馳星(1点)、中年期は天胡星(4点)、 晩年期は天禄星(11点)。エネルギーの点数が後半に向けて増えていく並びです。 こうした三期の点数の推移の形も、人体図の読みどころのひとつです。

十大主星の一覧 — 心の奥底を表す10の星

十大主星は、言葉の奥にある心の質を表す星です。5つの部位に、次の10種類のいずれかが入ります。 同じ五行から陽と陰の2つの星が生まれる、5×2=10の構成です。 10星それぞれの性質と導き方は十大主星の一覧と意味で詳しく解説しています。

星名読み五行・陰陽キーワード
貫索星かんさくせい木・陽独立心・粘り強さ・マイペース
石門星せきもんせい木・陰社交性・統率力・和合
鳳閣星ほうかくせい火・陽自然体・のびやか・観察力
調舒星ちょうじょせい火・陰感受性・ロマン・芸術性
禄存星ろくぞんせい土・陽奉仕・愛情・人気
司禄星しろくせい土・陰堅実・家庭的・蓄積
車騎星しゃきせい金・陽行動力・前進・闘争心
牽牛星けんぎゅうせい金・陰名誉・自尊心・責任感
龍高星りゅうこうせい水・陽好奇心・改革・創造
玉堂星ぎょくどうせい水・陰知性・学問・伝統

十二大従星の一覧 — 一生の12の時代とエネルギー

十二大従星は、人の一生(算命学では死後まで含みます)を胎児からあの世まで12の時代に分け、 それぞれの時代の気とエネルギーの強さを表す星です。3つの部位に、次の12種類のいずれかが入ります。

星名一生の区分エネルギーキーワード
天報星胎児3点多芸多才・気まぐれ・可能性
天印星赤ん坊6点愛嬌・素直・人気
天貴星児童9点向学心・プライド・正統
天恍星少年少女7点夢・ロマン・華やかさ
天南星青年10点勢い・行動・前進
天禄星壮年11点用心深さ・観察力・着実
天将星家長12点統率・トップ・最大エネルギー
天堂星老人8点落ち着き・自制・知識
天胡星病人4点直感力・感受性・美意識
天極星死人2点精神性・哲学・発明
天庫星入墓5点探究心・凝り性・継承
天馳星あの世1点瞬発力・身軽さ・冷静

人体図を見るときの注意点

エネルギーの点数は「多いほど良い」という意味ではありません。伝統的な考え方では、 エネルギーの強い星は使いこなす努力が要り、弱い星は配分の工夫が要る、 というようにそれぞれに課題と持ち味があるとされます。 算命学には「どの星だから運勢が良い・悪い」という発想はなく、 与えられた星の特徴を生かせるかどうかを大切にします。

また、人体図は命式(陰占)から導かれた「結果」の側の図なので、天中殺や異常干支のような 命式側の判定と合わせて全体で読むのが本来の使い方です。ひとつの星だけを取り出して 断定的に結論を出すものではない、という点は覚えておいてください。 占いの結果は娯楽・参考情報として、ご自身の判断でお楽しみください。

あなたの9マスにはどの星が入っているでしょうか。
生年月日を入れるだけで、人体図と命式をまとめて確認できます。

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よくある質問

Q. 人体図を出すのに生まれた時間は必要ですか?
A. 必要ありません。算命学は年柱・月柱・日柱の三柱で見る体系のため、人体図は生年月日だけで作成できます。 Sanmei Scope では生年月日を入力するだけで無料で自動作成できます。
Q. 同じ星が2つ以上の部位に出ることはありますか?
A. あります。十大主星の5部位はそれぞれ独立に計算するため、同じ星が複数の部位に現れることは珍しくありません。 その場合も、部位ごとの意味(親との関係、配偶者との関係など)に沿って読み分けます。
Q. 人体図の星に良い星・悪い星はありますか?
A. 算命学では、どの星だから運勢が良い・悪いという考え方はしません。エネルギーの強い星にも弱い星にも それぞれの持ち味があり、特徴を生かせるかどうかを大切にします。占いは娯楽・参考情報としてお楽しみください。
Q. 人体図と「人体星図」は違うものですか?
A. 同じものです。9つのマスに十大主星5つ・十二大従星3つを配置した図を、書籍や教室によって 「人体図」「人体星図」と呼び分けており、指している図に違いはありません。 当サイトでは「人体図」と表記しています。

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