五行一気格とは?命式が一色に染まる5種類を図解で解説
五行一気格(ごぎょういっきかく)とは、命式の五行がほとんどひとつの五行に凝縮している型です。 Sanmei Scope では、天干3つ+各地支の本気(ほんき:蔵干の筆頭)3つ=合計6つの枠を数え、 そのうち5つ以上が同じ五行のときに五行一気格と判定します。木・火・土・金・水それぞれに対応して 木性・火性・土性・金性・水性の5種類があり、 1926年から2025年までの36,525日で434日・1.19%の出現率でした。
自分の命式の五行がどれくらい偏っているか、その場で計算できます。
生年月日を入れるだけ・登録不要・完全無料です。
五行一気格とは — 6つの枠が一色に染まる
ふつうの命式は、木・火・土・金・水がある程度散らばっています。ところが生年月日によっては、 干支に現れる五行がひとつに寄ることがあります。この「気が一色に凝縮した状態」が五行一気格です。 数えるのは次の6枠です。
判定の仕組み — 命式から6枠を取り出す
地支そのものではなく本気の五行を使うのがポイントです。たとえば申の本気は庚(金)、 子の本気は癸(水)。実際の命式で追ってみましょう。1932年12月17日生まれは 年柱壬申・月柱壬子・日柱壬子になります。
| 同じ五行の枠数 | 純度 | 判定 |
|---|---|---|
| 6 / 6 | 100% | 五行一気格(完全格) |
| 5 / 6 | 83.3% | 五行一気格(一点破格) |
| 4 / 6 | 66.7% | 成立しない |
五行一気格にも完全格と一点破格のグレードが付きます。 6枠すべてが同一五行なら完全格、5枠なら一点破格です。 ただし従化五格と違って「割り込む気の数」ではなく枠の純度で決まるため、 グレードの意味合いが少し異なります。
干合が合去(2つの天干が互いに縛り合って働きを失う)になると、 数える枠が 6 から減ります。その結果、生の命式では一気格でなくても 実効の天干では完全格になる、という格上げが起こることがあります。 たとえば1926年3月26日生まれ(丙寅・辛卯・甲寅)は、丙辛の合去で天干が1つになり 4枠すべてが木性 → 木性一気格(完全格)になります。詳しくは 干合の解説をどうぞ。
5種類の一気格と、実測の出現率
一気格は、凝縮した五行の名前をとって5種類に分かれます。100年ぶん(36,525日)を全数計算すると、 土性一気格だけが突出して多いという結果になりました。
| 種類 | 凝縮する五行 | 100年での日数 | 出現率 | 実例 |
|---|---|---|---|---|
| 土性一気格 | 土 | 247日 | 0.68% | 1926年1月9日(乙丑・己丑・戊戌) |
| 水性一気格 | 水 | 55日 | 0.15% | 1932年12月17日(壬申・壬子・壬子) |
| 火性一気格 | 火 | 51日 | 0.14% | 1933年6月9日(癸酉・戊午・丙午) |
| 木性一気格 | 木 | 46日 | 0.13% | 1926年3月26日(丙寅・辛卯・甲寅) |
| 金性一気格 | 金 | 35日 | 0.10% | 1930年9月8日(庚午・乙酉・辛酉) |
土性がもっとも多い理由
偶然ではありません。十二支の本気を五行で数えると、土だけが4つあるからです。 木・火・金・水はそれぞれ2つずつ。つまり地支が土になる確率が、ほかの五行の2倍あります。
名前が似ている「一気格の3兄弟」
算命学には一気格と名の付く格がもうふたつあります。 天干一気格・地支一気格です。 どれも「気がそろっている」ことを見ますが、見る範囲が違います。
| 格 | 見る文字 | 条件 | 出現率 |
|---|---|---|---|
| 五行一気格(このページ) | 天干3+地支の本気3=6枠 | 5枠以上が同一五行 | 1.19% |
| 天干一気格 | 年干・月干・日干の3つ | 3つとも同一五行 | 1.00% |
| 地支一気格 | 年支・月支・日支の3つ | 3つとも同一五行 | 0.70% |
五行一気格は主たる格(どれかひとつに確定する)ですが、 天干一気格・地支一気格は併存する格で、主たる格と同時に成立します。 たとえば水性一気格でありながら天干一気格でもある、ということが起こります。
読み方の目安
一気格は、命式のエネルギーがひとつの五行に集中している状態です。 実測でも、一気格の平均日干強度は10点満点中7点台と高く(全体平均は約4.8)、 日干を支える気が命式に多く残っていることが数字にも現れています。 伝統的には、力の使い道が絞られているぶん一分野に深く入っていく型と読まれます。
- 凝縮した五行が、その人の中心的なテーマになりやすい(木=伸長と企画、火=表現と情熱、土=安定と蓄積、金=規律と精度、水=知性と柔軟)
- 命式に無い五行の領域は、自力では扱いにくく、外の人・環境に頼るほうが回りやすいと読む
- 足りない五行は、10年ごとに巡る大運や毎年の流年で補われる。いつどの気が巡るかで現れ方が変わる
- 一色であること自体は良し悪しではなく、力の配分が偏っているという構造の説明にとどまる
格法の分類と判定条件には流派差があります。ここで紹介しているのは Sanmei Scope が採用している判定基準です。 また格法は気の流れの「形」を示すもので、優劣や吉凶、将来の出来事を断定するものではありません。
よくある質問
- Q. 一気格はどのくらい珍しいですか?
- A. 1926年から2025年までの36,525日ぶんの命式を計算した結果、一気格は434日、全体の1.19%でした。 内訳は土性247日、水性55日、火性51日、木性46日、金性35日です。約84日に1日の割合になります。
- Q. なぜ土性一気格がいちばん多いのですか?
- A. 十二支の本気(蔵干の筆頭)を五行で数えると、土だけが丑・辰・未・戌の4つあり、木・火・金・水は それぞれ2つずつだからです。地支が土になる確率がほかの五行の2倍あるため、土に偏った命式が生まれやすくなります。
- Q. 一気格に一点破格はありますか?
- A. 表示されません。一気格は6つの枠のうち何枠が同じ五行かで判定するため、純度は6/6(100%)、 5/6(83.3%)、4/6(66.7%)と飛び飛びの値しか取りません。一点破格の基準である70%以上80%未満に当たる 純度が存在しないためです。従格系の完全格・一点破格とは判定の考え方が異なります。